一番星

2022.02.17

たまらなく悲しいことが

どっさりあって

わすれるためにひたすら働いた

 

たいせつなものが

いちばんぼしのように

ぐんじょういろの空のうえに

ひとつ輝いている

 

そのひかりひとつ

守るために

ただただ必死になってきたけれど

押し寄せる雑音にのまれるうちに

 

わたしはいったいどこにいるのか

なにを信じていたのかさえ

わからなくなってしまった